斎藤露石の書

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斎藤書道塾塾長・斎藤露石の創作芸術書道ギャラリーです。作品の意図や見かたについて、作者の斎藤露石本人がコメントを記載しています。
作品は全部で3ページあります。  書道作品ギャラリー1  書道作品ギャラリー2
左側の灰色の枠線がある作品は、クリックすると拡大表示されます。

毛筆芸術書道作品「般若心経」
「般若心経」
写経は、写経体といわれる楷書体で書くのが一般的なのですが、般若心経を作品として書き上げるために、般若心経の「とらわれないこころ」を最も表現しているであろう「空(くう)」の文字を中央に大きく配しています。墨(スミ)は、濃淡と潤いがよく出るように古墨を使用しました。
毛筆書道作品「誠実にただ誠実に―」
「誠実にただ誠実に生きて来し六十四年 長かろうと短かろうと わが人生に悔いはなし」作品の中に潤いや筆の割れなど様
々な表現を用いその時の心境を書き表したものです
篆書体芸術書道作品「八十三寿」
「八十三寿」
々な篆書体を使八十三種類の寿を書き上げた作品です
ペン字作品「百人一首」
「百人一首」
カルタの大きさに、つけペンを使って書き上げた百枚の中の一部です。草稿なしに、百首全ての散らし(文字の配置)を変えて書き上げました。
ペン字作品「誠実にただ誠実に―」
「誠実にただ誠実に生きて来し六十八年
・・・」

つけペンを使って色紙に直接書き上げた作品です。普通のつけペンでも、書き方によってはこんなに太い細いの変化をつけることができます。
毛筆かな書道作品・百人一首より
「はるのよの ゆめばかりなる 手枕に
かひなくたゝむ 名こそをしけれ」

最初は淡く小さめに書き始め、徐々に行を高くしていき、墨(スミ)の溜った部分で山場を作り、朝日が力強く昇るイメージを表現しています。
毛筆書道作品「獨(独)」
「獨(独)」
この作品は、細い一本一本の線でひとりぼっちの淋しさや侘しさを表し、線の動きと変化によって、決して「孤独」ではない強さとしなやかさを持たせてみました。
毛筆書道作品「琴酒相寿」
「琴酒相寿」
琴を弾き、酒を酌み交わして相寿ぐ(あいことほぐ・お互いに喜びあう)、という意味です。「琴酒相寿」は、言葉の意味が好きで今まで随分書いてきましたが、この作品の「潤」と「渇」の変化が非常に気に入っています。色紙に直接書き上げた作品で、現在当塾の玄関に飾ってあります。
毛筆芸術書道作品「酒」
「酒」
どんな「酒」に見えますか?
スナックでとても楽しいお酒を飲んでいて、鼻の頭を真っ赤にしながら大好きなカラオケを歌っている人を想像していただけると嬉しいです。