- 「いろはにほへど・・・」
いろは歌は好きで随分書きましたが、今作は色ラシャ紙に特殊な液を使って左回りの作品として書き上げてみました。何枚か書いたのですが、一番良かったのは一枚目のものです。 - 「鐘が鳴る 二人の心に 愛の鐘が」
これは、色紙に直接つけペンを使って書いたもので私の得意とする世界です。線の太細は、ペン先にかける筆圧や軸の角度、ペン運びの遅速の変化でつけています。 - 「心」
ローケツ染めの作品ですが、特殊な技法で文字に色を付けています。 - 「風」
風にもそよ風や強風までいろんな風があると思いますが、台風のような風を表現したく書き上げたもので、私の好きな作品のひとつです。現在、自宅の居間に飾ってあります。 - 「酒 酒は楽しく飲むべかりけり」
上の「心」と同じくローケツ染め作品ですが、バックの色は珍しいモスグリーンとしました。 - 「守拙」
竹筆(中の空洞部分の少ない竹の、先を細かく裂いたもの)を使用しています。「守拙」とは、「生来の素朴な態度をそのままに守り、うまく立ち回ろうとしない」という意味ですので、うまく書こうなどとは思わず、 素朴さと線質の変化を求めて書いた作品です。還暦記念個展の出品作。